休日にも仕事を考えてしまう。休めなくて疲れ果てた、休みなのに休んでいる気がしない。疲れがとれない。
そんなときに読みたい、精神科医が書いた本。 働き方改革の一助にもどうぞ。
「この本では、「休み」が仕事にとっても人生にとってもいかに重要かを、科学的な要素と臨床面からの経験を織り交ぜて、お話しています。「休みが大切なのはわかっているけど、どうやってとったらいいかでいつも困っている」というひとにも、上手に休む技術やコツとともに、わたしなりの助言を書いたつもりです。(4頁)」
目次
1章 暮らしをゆるめてこまめに休む技術
2章 からだをゆるめて休ませる技術
3章 上手に休んでパフォーマンスを上げる技術
4章 人間関係を休む技術
5章 「やらなきゃダメ」を休む技術
すきま時間の「5分間瞑想」でこころとからだを蘇らせる
「『リセット』くらいのつもりで考えるのが、ちょうどいいと思います。ちょっとのあいだ『ボーッとする』、この程度でいいのです。(78頁)」
たしかに、ちょっと「ボーッと」するだけでも心が休まるのを感じることができます。
瞑想と言えばこの本も人気です。
始めよう。瞑想?15分でできるココロとアタマのストレッチ? 光文社知恵の森文庫
- 作者: 宝彩有菜
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2012/05/18
- メディア: Kindle版
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瞑想は宗教ではなく心の科学である。医学的には瞑想が上達するとレム睡眠中の脳と同じ働きをしていることが解明された。上達のコツは黙考するのではなく、無心になること。すると、体調が整い、クヨクヨ、イライラなどの心のメンテナンスから、記憶力、発想力などの脳力アップまで驚くべき効果を発揮する。本書はその方法を詳しく解説する。(『始めよう。瞑想』内容紹介より)
『休む技術』には、多忙なわたしたちのことを考え「5分くらいがいちばん抵抗のない長さかもしれません(78頁)」とあります。昼休みや仕事のあいまに、ちょっとだけ瞑想してみるのもいいかもしれません。時間があるときには15分ぐらいやってみるのもいいかもしれません。
笑顔でひとと合わせるのが苦しくなったら
つくり笑顔が求められる場面が結構あります。「業務用の笑顔(134頁)」を続けるのは疲れてしまいます。
「自然な笑顔と、仕事での笑顔は、まったく同じものとい言うことはできません。(…)仕事での笑顔の背景にあるのは、相手にサービスを提供しなければならないという緊張感、クレームが来ないようにしなければいけないという警戒心など、不順なものが混じっています(134ー135頁)」。つくり笑顔をするのは気持ちのいいものではありません、疲れます。
「業務用のつくり笑顔が多いなと思うひとは、笑顔のトーンを少し下げてもいいのではないでしょうか(136頁)」。
「笑顔のトーンを少し下げる」という、地に足のついたアドバイスをくれるのが、この本のいいところです。つくり笑顔も仕事なので、やらないといけないですからね。
体を休ませるにも、技術とコツが必要
日本人は休むのが苦手と言われてます。私自身もそう思うときもあります。少しだけ意識して、「休み」を「リラックス」して「楽しく」過ごしたいですね。
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