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有給取得 きょうは会社休みます。は労働者の希望となるか?

日本テレビのドラマ「きょうは会社休みます。」の6話(2014年11月19日放送)を見たとき、こんな記事を書きました。

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この記事では、「きょうは会社休みます。」という甘美で誘惑的なタイトルのドラマを見て優しい気持ちになる私と、あしたも あさっても しあさっても、∞に会社に行かねばならない現実に直面する私のパラドックスなもどかしさを表現しています。

 

7話にイライラする

7話(2014年11月26日放送)を見たとき、心境の変化がありました。

花笑さんは、綾瀬はるかさんが演じる主人公 青石花笑のことです。

そうです、花笑さんが全然会社を休まないのでイライラしてきたのです。「きょうは会社休みます。」なのに全然会社を休まないのです。花笑さんがタイトル負けしているのです。

 

日本の労働時間が長いこと、有給消化率が低いことは皆さんご存知の通りです。「KAROSHI(過労死)」なんていう英語までできてしまいました。日本を象徴する単語ですね。

わかってます、関係無いんですよドラマは。イライラすること自体が理不尽、イライラをドラマに向けることは極めて理不尽です。モンスター視聴者です。

でも思ってしまったのです。

「こんなタイトルつけるならせめて1話に1回は会社休めよ」

「そんなタイトルで休まないなんて、日本の労働環境を悪化させる気?」

「このタイトルが会社休まなかったら誰が会社休めるんだ?」

と思ってしまったのです。思ってしまったものは仕方ないのです。

 

物事の一部だけ切り取って考えることはよくありません。例えばタイトルだけとかよくないですね。タイトルが『ドラゴンボール』なのに毎話毎話出てくるのはサイヤ人ばっかだ!ドラゴンボールだせよ!!的なクレーマーが想定されます。

 

このタイトルは、「残念なこじらせ女子が男で会社休んだ!」という、主人公のアイデンティティの再形成のきっかけになる象徴的な出来事をタイトルにしているだけです。タイトルが「きょうは会社休みます。」だからって毎週会社休む必要なんてありません。

というか、「有給取得」が主題のドラマってどんなドラマだろうか・・・。いやいや、そんなドラマが流れる時代がくるかもしれませんね。

Fall

Fall

 

 

ところで、最終回は「朝チュン会社休みます」を期待しています。

そのときこのドラマは、全国の労働者の希望になる。

有給を取りたくても取れない労働者への、勇気の1つになる。 

 

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