あしみのゲートウェイ

ひろいこころでコラムを書いています。

目から鱗の教育本『子どもの幸せを一番に考えるのをやめなさい』

 

 

百ます計算で有名な隂山英男先生の本。

 

私はもともと百ます計算が学力向上にとても効果が高いと思ってたから隂山先生の考え方に興味があったのと、タイトルが面白そうだったので購入。読んでいて私には新しい視点が多かった。特に目から鱗になった3か所を引用して紹介。

 

 

なぜなら、親も子どもの幸せを追求する共同体だからです。親が幸せでないのに、子どもが幸せになれるはずがないのです。(38p)

これは、子どもの幸せを考えて、家族ははたして幸せになれるのか?という問いへの隂山先生の回答です。

子育てってどうしても子どもだけに焦点を当てがちで、自分たち親の毎日の生活が子どもからどう見えているかって忘れがちなんですよね。

隂山先生のこの指摘はごもっともで、親が毎日、笑顔で元気に過ごしていることってとても大事だと思います。

「子どもが読書をしなくて悩んでいます」「あなたは本を読みますか?大人が読まないのに子どもが読むわけないでしょう」という子育てあるあるに通じますね。

「幸せは、親から学ぶもの」ということです。

 

 

親はどしどし子どもに関わるべきであり、時には押し付けても構わないのです。親の責任において堂々と押し付ければいい。問題は、その押し付けた内容、あるいは親がこれでいいと思った内容が、適切なものであるかどうかという、その一点です。そこに子育ての難しさと面白さがあります。(72p)

子どもに進路の話での隂山先生の鋭いご指摘。

私は子どもの意思を尊重すべきだと強く思っていたので、目から鱗でした。

なんでも子どもに任せるのもよくないので、ある程度道を示す必要があると強く感じます。自由にしていいよ、と子どもに言って、なんの努力もなく合格できる学校を選んでいるようじゃだめですよね。

ワンランク、ツーランク上の学校を目標にさせて、すごく努力させ、子どもを大きく成長させないとだめだと強く感じます。子どもが自分でワンランク上の目標を立てているならそれでいいんですけどね。

我が子はどうなることか。

 

 

そうならないよう、子どもへの注意は、一つに絞って、笑いながらすることです。同時に、子どもの人格を尊重しながら話すようにします、すると、子どもはリラックスして聞く状態になります。(235p)

本書にでてくる子育て13箇条の1つ。「6.子どもへの注意は割らないながらする」の話のなかでの一節。

子どもに思いつくままに小言をいうことはやってはいけない。多くを言われると理解が追い付かず、嫌になり、やがて聞かない練習を始める、とのこと。

本書の実例でいうと「そんなことやって、あなたらしくないわねえ。文句ばっかり言ってるから、口がタコみたいにとんがっているぞぉ」。

さらに、笑いながらの注意は、親から子への信頼、こんなふうにいってもわかってくれるという子どもへの信頼があるから成り立つとのこと。

 

こういう視点も目からうろこでした。

私はどうしても小言を続けてしまうことがあるので本当によくないなと反省しております。小言を続けるのがよくないと妻からもたまに言われます。

 

 


教育に関する本は、著者によって本当にいろいろなことが書いてある(それぞれの著者が同じようなことを言ってないように思う)。

教育の世界の広さを感じます。

著名な先生の本をそれぞれ読むと、多くの新しい考え・視点に出会えそうです。