ランサーズ(クラウドソーシング)を利用して、ライターにブログ記事を書いてもらったんですよ。その書いてもらった記事の文章が酷くて、ほとんど全部書き直したんですよ(その記事というのはこちら)。イライラしたんですよ。もう報酬を支払ってたんで、今更文句を言うのもなんだかなあと思いまして、、、。文句を言う先がない\(^o^)/
なので、人の文章を添削して猛烈にディスりたい欲求が高まってしまいまして、気が付いたらTwitterで募集をかけていました。
※募集は終了しています。ブログ記事を「正しい日本語、読みやすい文章」という視点で私に直してもらって私に猛烈にディスられたい人がいたら、連絡ください。私のブログで公開で添削します。直してディスります。文字数多すぎると大変なので1,200字以内で。先着2名(応募状況によって変わる場合あり)。
— あしみの しゅな (@schnein) May 6, 2016
ポンコつっ子さんが参加してくれました!
そういうわけで人のブログ記事を添削しましたので、各位はご確認ください。
元記事はこちら
添削者のコメント
添削結果の前に、私のコメントをご確認ください。
- 添削前の状態で全体的に十分に読みやすい文章だった。個人のブログだしこのままでいいじゃないか、と思ったが、そう思ってしまってはこの企画の意味がなくなってしまうので、多くに手を入れた。
- 1つ1つの単語を、簡単な単語に変えると読みやすくなる。
- ところどころ主語がないが、読んでいてとくにつっかえることがなかったので主語の追加はしなかった(一部には追加している)。
- ハシビロコウを使用する必要性について悩んでしまったのだが、この話の根本にハシビロコウを据えているので、ハシビロコウは残した。「ハシビロコウ」と「年相応の人生経験がある女性」との共通点を具体的に書くともっと面白いだろう。
添削結果
おおまかに、
赤文字は文章の修正
青文字は構成の指摘
です。
アラサーは女の子じゃない
ハシビロコウの様に(→ように)ぶれない心を持てばどんなときも強く生きていける。そう、現代の私達に求められているのはハシビロコウの様な強靭な精神なのだ。
〔話の導入部分としては面白いのだが、ハシビロコウが強靭な精神を持っている根拠が示されていないのでモヤモヤする。この記事内でその根拠が示されていない。文末にハシビロコウが強靭な精神を持っている根拠を追記したらどうでしょうか。(そもそもハシビロコウを登場させる必要性を感じないのだが、著者の意思を尊重して残すことにする)〕
はっきり申し上げる。アラサーになって自分を女の子(→「女の子」*1)と呼ぶのはやめよう。アラサーは女の「子」ではない。〔アラサーの女性が「女の子」ではないことの根拠がないのでモヤる。根拠を書いたほうがよいのでは?〕
女の子であることがステータスであるという価値観から脱却すべきである。(→アラサーの女性は「女の子」であることをステータスとするべきではない。*2)女子会を何時迄も何時迄も続けていたい気持ちがある。(→アラサーの女性は、仲のよい友達と開催する飲み会を「女子会」と称することに執着している。*3)しかしアラサーは既に女子ではないのだ。然るべき自称を自覚してこそ(→使ってこそ*4)我々はそれぞれのライフステージを謳歌できるのだ。(→我々は年齢に応じたライフスタイルを楽しめるのだ。*5)若さ=価値という価値観は加齢とともに変化しうるものである。(→若さを自身の価値とにすると、加齢により自身の価値が下がってしまう。)加齢に伴う経験こそ個人(→自身の)の価値なのだ。私達は若さを武器にすることを永遠に続けることはできない。それを肝に銘じる必要がある。
というのも、ネット界隈(→インターネット)で見かける若さ最強説(→「若さ最強説」)に辟易している(→が、私は嫌になっている)からである。美魔女?VERY女子?糞食らえである。ババア上等。私はババアといわれても(→言われても)それ(→自分の年齢)に見合う生き方をしていきたいと思う。〔ここで「私は『女子会』には執着しない。」という話を入れると文章全体が繋がってくる〕
(改行)若さ故の美しさに縋る(→美しさを頼りにする)だけの生き方を美しいと思う人がどれだけいるだろうか。若さを頼りに生きた女の行く末は若さに嫉妬する怪物だ。そんな人間(→怪物)より、ファンデーションを塗らなくても、皺の数だけ苦労した貴方が一番綺麗だよ。〔銘文ですね〕
こうやって生きてきた、そうやって自分で胸をはれればいい(→「こうやって生きてきた」と自分自身が胸をはれればいい)。それはそう、あのかつてのハシビロコウの姿に近似していて(→姿のようで)美しかった。〔過去にハシビロコウを見た経験があったの?そのハシビコロウの姿に感銘したの? あなた自身が胸をはれる生き方をしていて、そのあなたの姿がハシビロコウに似ていたってこと? それとも自分ではなくて他の誰かでハシビロコウに似ている人がいたの?〕
人のブログを書き直してみた第2弾はこちら→
【添削例】人のブログを「ビジネス文書風」に書き直したので公開します。