私はどちらかというと好きな人にはすぐに好きだと言ってしまう人なんですよ。相手への好意を相手に伝えたい衝動に駆られませんか?私は駆られるんですよ。それに加えて、告白されたら相手だって嬉しいだろうと思ったりしていたんですよ。だってさ、誰かが自分のことを好きだって言ってくれたらそれって これからの自分の人生を生き抜く自信になりません?
私は男なのでよくわかりませんが、女性は例えば、自分が全然興味のない男から突然愛の告白をされたら恐怖を感じるなんていう話があるじゃないですか?
想像はできますよ、男なんて何をしでかすかわかりませんからね。怖いですね。用心に越したことはないです。でもですね、例えばあなたが「安全な男」だと思っていた男から真摯に告白されたら嬉しくないですか?嬉しいと思うんですよね。そいつがストーカーに豹変する可能性が少なからずあるとしても、まあ嬉しいと思うんですよ。え?全然嬉しくないですか?恐怖嫌悪憎悪しか感じないですか?そうですか。それなら話はここで終わりになりますので、ご苦労様でした。
告白されると嬉しい
告白されると嬉しいじゃないですか。まあ自分がそんなに興味を持ってなかった相手でも、自分へ好意を持っていると知ったら「なるほど、お前もいいかもな、候補に入れておいてやろう」ってなるじゃないですか。
その一方で告白されても「いやいや、お前はちょっと私にはあかんよ、すまんな」ってときもあると思いますよ。はい。
私は告白されたら嬉しいんですよ。まあ世の中そんなに単純じゃないですから、実際には告白されるに至るバックグラウンドにはいろいろありますので難しいこともいろいろありますが、シンプルに考えると嬉しいですね。
なので私だって好意を持った相手にはさっさと好意を伝えたくて仕方なくなるときがあります。
だって、誰かが自分のことを好きになってくれるって、これからの人生の支えになると思うんですよ。そもそも「こんな私でも好きになってくれる人がいるんだ」って思えるじゃないですか?
片思い期間の大切さ
相手へ自分の気持ちを伝えることはそれはそれでいいんですけど、問題がありまして、片思い期間の赤い実がはじけたカルピスのような気持ちを相手と共有できないってことが問題なんですよ。
いつも笑顔な女性の知人がいまして、その人から聞いたんですけど、恋愛は片思い期間が一番楽しいみたいですよ。その人はある男性と自然とお互いに惹かれあって、自然とコミュニケーションを重ねて、自然とカップルになったそうですよ。
同じコミュニティに属する男女が自然とお互いに惹かれあっていれば、そりゃ楽しいでしょうねえ。自然とカップルになったって言いますけど、互いに好意を伝えるときにはあれですよあれ「これから告白しまって」という特有の空気感。
男「あ、あのさぁ・・・」
女「なあに(この空気、告白に違いねえ…!ついにきたか…!)」
以下略
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )
あるじゃないですか「これから告白しまっせ」特有の空気って。澄み切った空気ですね、水ようかんように澄み切った世界、水ようかんはおいしい。
青春ですね、その瞬間がたまらないわけですよ。「片思い期間が一番楽しい」の神髄は、自然と徐々に惹かれあう2人がコミュニケーションの果てに辿り着いた、互いへの好意の認め合いなわけです。重要な他者であることをお互いに認めるわけですよ。
すぐに告白してはいけない
そんなこんなで、さっさと気持伝えちゃえばいいじゃないですかめんどくせえな派だった私も、いやいや、焦って伝えることは相手との惹かれあうコミュニケーションの放棄になるからあかんで派になってきました。
余談ですが、最近はインターネットが発達しまして、好意を伝えるのをLINEで済ませるのが主流みたいですね。
でもやっぱり、ある場所で2人で体験する「これから告白しまっせ」っていう空気感はかなり青春で甘美な体験なので、直接言ったほうがいいですよ。
メッセージで告白なんてしたら、それこそ相手の「楽しい楽しい片思いの最高点」を奪ってしまいまっせ。