ずいぶんと、会社を辞めるための自分への理詰め(「会社を辞めるべき」を自身に内面化すること)を続けてきました。自分ではだいぶ詰んでいる感覚、もうさっさと辞めろよ馬鹿じゃねーのって状態なんですが、結局ずるずると働いてます。
辞めるべき主な理由
- 仕事しんどい。業務の難易度はそこそこでいいんだけど、毎日夜遅くまであれやらされるのはあかんわ、ハードワーキング疲れた。
- このような生き方を望んでいない。
- ハードワーキングによる慢性体調不良。
- 将来、上司の仕事したくない。
- このまま続けたら、この会社でしか通用しなくなる。ここ数年、働くことで成長している感覚がない。業界全般に通用するスキルが身につかない。上司も「他の会社では俺は雇われるのは難しいだろうな」とか言っちゃう。
- 飽きてきた。マンネリ。他のことやってみたいという気持ちが大きくなってきた。今の会社は私の職種・配置転換は考えてない様子。
学生時代って、2、3年置きに長期目標達成のために超頑張らなきゃいけない期間があって、その期間以外はほどほどに頑張ってれば成立してた。3、4年置きに環境がらっと変わるから楽しいし。
中1:楽、中2:楽、中3:受験勉強超頑張る、
高1:楽、高2:楽、高3:受験勉強超頑張る、
大1:楽、大2:楽、大3〜大4:就活超頑張る、卒論超頑張る
就職後はあかんわ
会1:業務超頑張る、会2:業務超頑張る、会3:業務超頑張る、・・・・、
つかれた。会社辞めて1年ぐらい楽な期間を過ごしたい。「日本式の過重労働を辞めて、もっと自分らしく自由に楽しく生きようぜ!きっとできるよ!」的な刺激的な本も多数読んでそこそこ内面化されたけど、まだ辞めてない。
辞められない理由
これまでは経済的な理由が主な辞められない理由だと思っていたが、それは主な理由ではない気がしてきた。詰まるところ、自分が想定してきた「人生ロールモデル」を抜けるのが怖い。私の想定してきた「人生ロールモデル」は以下です。
- 県内1の大学(地元民からしたら東大扱い)入学
- 地元企業就職 会社員の平均年収を稼ぐ
- 結婚・出産
- 定年まで勤める
社会と親が私に提示し、私が無批判に受け入れたロールモデル。怖いんだろうね、必死にしがみついてきたロールモデルから外れるのが。しかし、この激変の時代に私はよくこんな伝統的ロールモデルもってるよな、なんなんだろうね。自身のロールモデルを俯瞰的に見ている私でさえ、ロールモデルから外れるのが怖いよ。定年まで勤めるってなんだよ、いいんだよ転職しても、子供と夕飯食べる方が大事だろ。
「会社辞めること」と「ロールモデルから外れる」ことのどっちが怖いんだろうね。
などと御託を並べましたが「残業が嫌なら、残業無い職場探して転職すりゃいいだけの話だろ」って、はい、そうですね、そう思います。
Fin 〜以下の記事に敬愛を込めて〜
不安が無いかと言われれば、さすがに一切ないとは言えないのですが、僕にとってはこのまま騙し騙し働きながら、老いていくというほうが不安でした。