ガイアの夜明け、見ました。
被災地に"働く場"を…
シリーズ「復興への道」第16章 被災地に"働く場"を...
未曾有の大災害となった東日本大震災から、まる3年が経とうとしている。様々な支援・救援が行われたが、被災地の漁業、農業の復活はまだまだである。被災した方々が職を持ち、自立をしていかなければ、真の復興とは言えない。そこで、斬新なアイデアで、被災地に雇用を生み出そうとする人たちがいる。その取り組みを追った。
被災者の健康を守り、雇用を広げる...新たな宅配弁当の形
もともと人材育成会社で働いていた小尾勝吉さん(35歳)は、被災地の高齢者の健康状態を目の当たりにし、健康的な宅配弁当を提供したいと、川崎市から宮城県塩竃市に奥さんとともに移住し、「愛さんさん宅食」という宅配弁当店を始めたのだ。さらに、小尾さんは、この宅配事業で、被災地に雇用も生みだしたいと考えていた。現在、被災地の60歳以上の高齢者を10人ほど雇用。石巻市に2号店をオープン、将来的には200名以上の被災地の高齢者の雇用を目指している。
小尾さんは、被災者、特に高齢者の「雇用の場を創る」ため、被災地に移住して起業している。働いている被災者は すごくいきいきしていた。やることがなくて、仮設住宅に引き篭もっていても悪いことしか考えられない。雇用されると、アソシエーション*1に属して収入を得られる、さらに、コミュニティ*2にも属して友達もできる。仕事をすれば収入が得られるし、仲間もできる。引き篭もってたら友達もできないで病気にもなってしまう。
企業の大きな目的の一つに「雇用」がある。それを強く感じた。小尾さん、初めから雇用創出のために企業してる。人を雇用してるだけで、企業家はすごい。尊敬する。起業家が労働者に賃金を支払、また、友達作りの場を提供していることは、企業の最大の社会貢献だ。ましてや津波で甚大な被害を受けた地域、企業が存在することが社会貢献そのもの。
私、心から尊敬する人ってあんまりいないけど小尾さんは心から尊敬した。