本日2014年12月14日は、第47回衆議院議員総選挙の投票日ですね。各社が選挙結果を予想していますが、どうなるんでしょうか。
選挙に行かない若者を選挙に連れて行く
ところで、選挙のたびに若者の投票率が低いということが話題になります。
「自分たちのこれからを支えていくのも、私たちの強い意志を持つ一票となります。その一票を届ける意味でも、絶対に投票に行きましょう。特に若い世代の皆さんも必ず投票に行ってくださいね」と呼びかけた。
仲間由紀恵、「選挙の主役は私たち」と衆院選の期日前投票をPR | マイナビニュース(強調筆者)
私は、「どこに投票するか」はもちろん大事なことだけど「投票すること」自体も意味がある大事なことだと考えていた。そして、若者の投票率の低さを憂いていた。
なので、前回の選挙のとき、選挙にいったことがない友人(25才)と一緒に選挙に行った。無理やりではなくて、「お前選挙行ったことないのか、じゃあ一緒に行こうぜ」という具合で一緒に行った。たまたまだった。
一緒に投票所に行き一票を投じた後、彼は始めての投票に興奮している様子だった。話を聞くと、彼が興奮していた理由は「タレント議員に票を投じたから」だった。彼は投票先に迷い、「政党が票集めのために出している」なんて揶揄されるタレント候補の名前を見つけ、興奮して(安堵して?)投票したらしい。
私としては、友人の「投票すること」自体が目的だったので、彼の投票先にとやかく言う気はまったくなかった。投票所に向かう途中も「この人に入れるといいよ」とか「俺はこの党に入れる」とか言わないようにしていた。
しかし、投票後の彼が興奮していた理由を聞くとなんとも言えない脱力感を得た(脱力その①)。彼の行為は言ってしまえば「ジャケ買い」だ、「ジャケット投票」。「タレント候補」という存在を一律批判するつもりはないが、「名前だけ見て」投票っていうのはだめでしょ。
ということで、選挙に感心のない若者を感心のないまま連れて行くなら、ほっといた方がマシだなと思いました。
「そんなこと言うならお前は『なんとなく』じゃなくて、各候補各党のマニフェストも歴史も全部検討した上で投票してんだろーな!!」と自分に聞いてみると、そんなことはなくて。
選挙に行くだけで「俺は政治に関心ある若者だぜ〜、イェ〜イ」なんて思ってた時期が私にもありました。
ですが結局の所、私は「まあ、この人でしょ」って感じで投票している。「世の中の空気感で投票」をしているんですよね。それって友人が「知ってる名前だから」という理由で投票した「ジャケ投票」と同じようなもんじゃねーかと思いまして。
そのことに気づいて、またなんとも言えない脱力感を得ました(脱力その②)。
ぐでたまは脱力かわいい。