堀江貴文(ホリエモン)の『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』の感想を書きます。これ読んだら中学生のときに進学塾に通っていたときのことを思い出しました。
ホリエモンが小学校3年生のとき、ホリエモンの成績は学年トップ。
ホリエモンの担任の星野先生は、進学塾へ通うことを勧める。
あなたはここにいたらもったいない(56頁)
あなたの居場所はそこにあるのだから(56頁)
もしも星野先生のアドバイスがないまま地元の公立中学に通っていたら、どうなってしまっていたのだろう?(…)いまの僕にはまったく想像がつかないことだ。(57頁)
優秀な人を生まれた環境以上の場所で活躍させるために、先生は塾へ行けと言ったんだろうなー。こういうこと言ってくれる人って人生にすごく貴重だ。
私の塾通いの話
かくいう私も中学校1年までは大変優秀だった。
授業受けてテスト受ければ、クラスの上位には入っていた。点数低い人はなんで点数低いのか分からなかった。授業中に遠くの空見たりして授業聞いてない人は授業聞いてないから点数が低いのは理解できた。でも、授業ちゃんと聞いてるのに点数がそこそこな人は、なんで点数がそこそこなんだろな。と不思議に思っていた。
そんな私も中学2年で「授業ちゃんと聞いてんのに点数がそこそこ」な人になってしまう。成績上位が中位になってしまった。
小学校のとき不思議に思っていたことの原因は簡単だった。授業ちゃんと聞いてても、授業についていけなくなるのだ(その原因は未だ解明されていない。学校の七不思議の一つだ)。その時期がいつかは人によって違う。それだけのことだ。私は中2だった。
そうはいっても平均点ぐらいはとってた。だからといって勉強はしない。このまま平均点とって、中学校のすぐ近くのそこそこの県立高校に行けばいいのだ。みんなとおなじように。
そんなとき、一人の男が私を塾に誘う。H君だ。
H君は中2の時点ではまだ「授業ちゃんと聞いて、授業についていけてた」人だった(もしかしたら自身の不出来に大きな劣等感を抱いて、家では隠れて猛勉強していたかもしれないが)。
H君は頭がよかった。小顔でイケメンで手足が長くてバスケ部で女子から大きな人気があった。チョコいっぱいもらってた。
そんなH君が私を「一緒に塾へ行くオトモ」に選んでくれたのだ。これは嬉しかった。友達は他にもいるのに、私だけを誘ってくれた。なんで私だったのかは謎だ。
手頃な御供に見えたのだろうか。
こいつは怠けないで頑張って勉強したら大成すると見いだされたのだろうか。
このままほっといたらこいつは落ちこぼれると思われ助けだす気だったのだろうか。
H君に誘われ、中3から塾通いが始まる。週3回(4回だったかな?)・1回4時間。それからというもの、私の成績はぐんぐんのびた。勉強はハマると楽しい。
やる気のある塾生に囲まれると、1つでも上位の高校を目指すのが当たり前になる。目標の高校を今の自分の実力より1つあるいは2つ上の高校に設定する。すぐ近くの勉強しなくても入れる高校なんて論外な訳ですよ。
イケメンH君のおかげで、私はすぐ近くの高校の2つ上のランクの高校に入れた。
H君は私よりさらに1つ上の高校にめでたく合格していた。
そんなこんななんだかんだあって私は大学も県内で一番のとこに入れた。
大学受験のときは自ら親にお願いして代ゼミの学費出してもらった。
そんでまたなんだかんだあって、就職もできまして、地元の中小じゃなくて全国展開の企業に入れた。
入れたのはいいのだが、過重労働がしんどい(今まさにしんどい。現在進行形のはなし。今日は休めてよかった)。大企業はどこも過重労働やばいらしい。
あのときH君に塾誘われなかったら、中学の某友人のように、家のすぐ近くの高校入って、近くの工場で働いてたのかな。地方の工場はそんな過重労働ないんだろうな。というか仕事が無いらしいよ。年収も私の半分ぐらいらしい。
過重労働は体がしんどい。体の不調が抜けない。
来年中にはこの問題にけりをつけたい。
年収半分でも、毎日イキイキと暮らすんだ\(^o^)/
大丈夫、できるよ。私にはH君によって与えられた学がある。H君ありがとう。
堀江貴文『ゼロ』、おすすめです。